乳がん経験者から見た、市川海老蔵さんの会見
昨日の市川海老蔵さんの会見。
小林麻央さん、乳がんで、1年8ヶ月抗がん剤治療を続けておられるとのこと。
私の場合も、抗がん剤→手術という順番だったが(麻央さんは手術はまだ)、
病気発覚から1年8ヶ月後には、既に手術を終え、4回フルマラソンを完走していた。
そのことから察するに、麻央さんの病状は相当重いのだろう。
乳がんの治療は、「切ってしまえばそれでおしまい」という簡単なものではない。
患者は、長期間にわたる治療の道を歩まねばならない。
ちなみに、私が経験した治療を時系列で示すと、下記の通り。
右腋下のリンパ節に転移があったので、ステージでいうと2ぐらいだったのではないかと推測する(医師からは、ステージがいくつだったのか、はっきりとは聞いていなかった)。
2006年7月 乳がん告知
2006年9月~2007年1月 抗がん剤
2007年2月 手術
2007年4月~5月 放射線(30回連続)
2007年6月~2012年2月 ホルモン療法
乳がんに限らず、病気と闘っていくには、誰かの支えが必要だと思う。
私も、だんなや両親に支えられ、長く続いた治療を乗り越えることが出来た。
ひとりでは・・・とてもじゃないが無理だったろうと思う。
海老蔵さんの会見を見て感じたのは、麻央さんへの愛、そして、人間力の高さだ。
自分が思ったことを素直に言葉で表現し、それが説得力を持つというのは、歌舞伎役者ならではなのだろうか?
恐らく会見をテレビで見ていたであろう麻央さんの心にも響いた会見だったのではないかと思う。
何故、昨日あのような会見が行われることになったのか、詳しい背景はわからない。
芸能人でなければ、「妻は進行性のがんです」なんて、世間に向けて公表することはないだろうに。
これからは、麻央さんの病状がいい方向に向かうよう心の中で祈りつつ、海老蔵さんのご家族のことはそっとしておいてあげたらいいのに、と思う。
このところ、ワイドショーのゲス不倫ネタ、公私混同ドケチ都知事ネタにいささか食傷気味だったので、海老蔵さんの 会見はいい意味で際立っていた。
一日も早く、海老蔵さん一家に、平穏な生活が戻りますように。
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