予想外の検査結果
2週間前に受けた婦人科の定期検診の結果を聞くために、午前中病院に行って来た。
例年通り、「軽微な異常が見られるので、また来年来てください」と言われるものとばかり思っていた。
しかし、今日、医師から聞いた言葉は、思いがけないものだった。
「子宮体がんの細胞診の結果、異常が見つかったので、さらなる検査が必要です」
これまで、「さらなる検査」を受けたことはなかった。
引き続き、医師から、「さらなる検査」について、説明があった。
「さらなる検査」では、細胞診よりも、もっと広範囲に子宮内膜の組織を採取するとのことだった。
実は、2週間前の細胞診の後、1週間近く出血が続き、下腹部にひきつれるような違和感が続いた。
「さらなる検査」は、細胞診よりも、もっと苦痛を伴うものになりそうで、怖くなった。
「麻酔でもして、検査するのだろうか?」とぼんやりと考えていたら、医師より、「じゃあ、隣の部屋で検査しましょう」と言われた。
正直、戸惑った。
全く心の準備が出来ていなかった。
ただひたすら怖い。
しかし、断ることは出来なかった。
実際、「さらなる検査」は苦しいものだった。
医師からの説明を聞いて、麻酔をしてやる検査なのだろうと思ったが、実際には麻酔をせずに行われた。
看護師さんから、何度も「息を吐いてください」と言われるが、恐怖心のため過呼吸気味になってしまう。
「早く終わってほしい」と心底思った。
今日の検査以外に、さらにMRIの検査も必要になるそうで、一番近い空きのある今月23日に予約を入れて、終了。
本当に疲れた。
診察室を出て、「また、がんなのか?」と思うと、気持ちが暗くなった。
10年前、乳がんの告知を受けた時よりも、今日の方が衝撃が大きかったように思う。
10年前はこれから何が起こるのか、よくわからない不安の方が大きかったが、今はがんの治療がどのようなものなのか、身をもって知っている。
だからこそ、これから自分の身に起こるであろうことを考えると、辛い。
まだ子宮体がんだと確定した訳ではない。
しかし、ある程度の覚悟はしておかなければならない状況なのかもしれない。
10月と11月に、1本ずつ国内のフルマラソンのエントリーを入れている。
12月にはホノルルマラソンに参加予定で、ツアーの予約済みだ。
また、来年のゴールデンウィークに行く旅行のフライトの予約も既に入れてある。
まだまだマラソンの練習を頑張りたい。
もっと速く走れるようになりたい。
会社を辞めて、これから大いに人生を楽しみたいと思っているところなので、病気に邪魔をされたくない。
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