会社なんて辞めたらただのビル
朝イチで、部長に退職書類を提出。
その際、この際言いたいことがあったら言ったら?と言われたので、素直に話した。
30分間、色々な話が出来た。
私よりもだいぶ年下の部長から聞いたことは、なかなか興味深かった。
「あなたが辞めても、僕が辞めても、◯◯さん(=上司)が辞めても、たとえ役員が辞めたって、会社は続いてくの」
「会社なんてさ、辞めたらただのビルでしかないんだから」
何かだいぶ気が楽になったと言うか、スッキリしたと言うか。
また、部長と話してわかったのは、私を低く評価していたのは、上司だけではなく、部長も同じだったということ。
「評価は◯◯さんだけでなく、僕の責任でもあるんだけどね。僕はさ、もっとあなたがやってくれると思ってたんだけど」
なるほどね、自分の上司である部長の私に対する評価が低かったから、上司は私に冷淡だったのかも。
「もっと若い人だったら、僕も口うるさくあれこれ口を挟むんだけど、もう何年もキャリアを積んでる人に言ったところで、変わらないよね」
なるほどね。
退職書類を部長に提出した後、人事とも話した。
通常は、退職の意思を示してから3ヶ月は在籍し、残りの有給分最終出社日が繰り上がることになるのだが、部門の合意があればその限りではないとのこと。
これで、年内でこの「ビル」からさよならすることが、決定的となった。