セミリタイアの先駆者、大橋巨泉氏、逝く。
今朝、何気なく、テレビを見ていたら、大橋巨泉氏の訃報に接した。
大橋巨泉氏と言えば、往年のテレビの名司会者としてよく知られた存在だ。
私の年代であれば、「お笑い頭の体操」だったり・・・。
「世界まるごとHOWマッチ」だったり・・・
「クイズダービー」だったり。
番組が放送されていたのはずいぶんと昔のことであるが、大橋巨泉氏の司会ぶりは鮮烈に記憶に残っている。
大橋巨泉氏は、超売れっ子だった1990年、56歳の時に、セミリタイア宣言し、レギュラー番組を全て降板。
世間をあっと言わせた。
改めて、後年の大橋巨泉氏のインタビュー記事を読むと、非常に興味深かった。
そして、改めて、私が昨年末、50歳で退職した理由を思い起こした。
それにひきかえ、ここ5年ばかりの生活はどうなんだ?ただひたすら忙しいかっただけで、仕事でもプライベートでも何か達成出来たものがあっただろうか?50代は、失われた5年を取り戻す時間としたい。生きている間に、何か成し遂げたと言えるものがほしい。
そうだったんだ。
私は、生きている間に、何か成し遂げたと言えるものがほしかったんだ。
私は、リタイアすることで、好きなことを思うように出来る時間を手に入れた。
その貴重な時間を、日々漫然と過ごしているのはもったいない。
上掲のインタビューの中で、大橋巨泉氏は、「豊かな後半生を送るために、リタイア後の優先順位を変える必要がある」とし、第1が「健康」、第2が「パートナー」、第3が「財政」、第4が「趣味」とした(前に出した著書の中では、第3が「趣味」、第4が「財政」と優先順位を付けたが、インタビューの中で変更)。
しかし、乳がんを経験しながらも今は元気でいること(「健康」)、価値観の合うだんながいること(「パートナー」)、そして、マラソンという打ち込める趣味があること(「趣味」)を鑑みるに、豊かな後半生を送るための下地は出来ているように思う。
あとは、「財政」だけかな。
もっとお金について真剣に勉強したいと思うようになった今日この頃。
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