自由に対する罪悪感
昨日、今日とリタイア生活ならではの自由を経験した。
昨日の朝、東京は台風の影響で交通機関の乱れが予想された。
そのため、だんなはいつもより30分ほど早く家を出た。
私も働いていれば、同じようにしただろう。
雨の中出掛けて行くだんなを見送った後、何故か異常な眠気に襲われた。
まだ朝食のコーヒーをほとんど飲んでいなかったと言うのに。。
そのまま寝室に行って、バタッとベッドに倒れ込み、そのまま2時間も寝てしまった。
雨の中外出する必要もなく、昼寝ならぬ朝寝を満喫出来るなんて、リタイア生活万歳!と言いたいところなのだが、実際には、午前中2時間も寝てしまったことに、ものすごい嫌悪感を感じた。
もう仕事をしていないのだから、いつ何をしようと勝手なはずなのに。
そして、今日。
ジムのそばの行きつけのカフェで8月末までビールフェアをやっており、レギュラーサイズ、ラージサイズともに通常価格の200円引きで楽しめる。
今日が、ビールフェアの最終日。
しかし、水曜日はたいてい、夕方、トレーニングの合間にそのお店で軽く食事をすることにしており、ビールを飲むことは出来ない。
そんな話を昨夜だんなにしたところ、「じゃあ、明日の昼間に行けば?」と言われた。
であれば、と、今日のお昼過ぎにビールを飲みにそのお店を訪れた。
そのお店があるのは、オフィスビルの中。
日中は、おのずと、お客さんは近隣の会社に勤めている人が多くなる。
昼間から、ビールを飲んでいる人は皆無だ。
しかし、今日がビールフェアの最終日で、せっかく来たのだから、と思い、当初の予定通り、ビールをオーダーした。
平日の昼間から、カフェでおばさんが一人ビールを飲む姿は、奇異に映ると思う。
ビールはおいしかったが、人目を気にしてしまい、心の底から楽しめなかった。
昨日の朝寝にしても、今日の昼間からビールにしても、働いてないからこそ出来る自由だ。
以前勤め人だった頃には憧れていたシチュエーションだと思うのだが、実行に移してみると、何故か罪悪感を感じてしまう。
会社に行かなくなってもう8ヶ月も経つというのに、自由を心の底から謳歌するということが未だに出来ていない。
人の目など気にせず、やりたいことを自由にやれたらいいのにな、と思う今日この頃。
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